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茶葉の量と茶水比:どれくらい入れればいいか

プーアル茶を淹れるとき、いちばんよく聞かれるのが「何グラム入れればいいですか?」という質問です。茶葉の量はお茶を淹れるときの最初の変数で、これがうまく決まれば湯温も時間も調整しやすくなります。間違えると、その後どう補っても少し無理が出てしまいます。

まず一つの比率を覚える

茶葉の量は「茶:水」の比率で考えるのがいちばん便利です。よく使われる目安をいくつか挙げます。

場面 茶水比 110ミリリットルの蓋碗でおよそ
工夫茶でじっくり味わう 1:15〜1:20 5.5〜7.5グラム
雲南の茶区での日常の大きなカップ 1:40〜1:45 2.5〜3グラム
官能審評 1:50 約2.2グラム

工夫茶は茶葉が多く時間が短く、一煎ごとの変化を見ます。大きなカップで淹れる場合は茶葉が少なく時間が長く、一杯を最後まで飲みます。審評師がプーアル茶を審評するときは1:50で、たとえば3グラムに150ミリリットル、5グラムに250ミリリットルです。国際的に使われているISO 3103の茶葉審評法も100ミリリットルあたり2グラムで、同じく1:50です。審評が目指すのは公平な比較なので、日常のお茶でそのまま真似する必要はありません。

容器ごとの換算

容器 容量 おすすめの茶葉の量
蓋碗 110ミリリットル 日常は5〜6グラム、じっくり味わうなら7〜8グラム
蓋碗 150ミリリットル 日常は6〜7グラム、じっくり味わうなら8〜10グラム
紫砂の小さな急須 150〜180ミリリットル 生茶7〜9グラム、熟茶8〜10グラム
マグカップ 300ミリリットル 3〜4グラム、2〜3分浸す
保温ボトル 500ミリリットル 3〜5グラム、茶葉を分けておくのを忘れずに
大きなポット 1,000ミリリットル 6〜8グラム

8グラムの龍珠一粒は、ちょうど110〜150ミリリットルの蓋碗の範囲に入るので、龍珠は量る必要がなく、一粒で一回分です。使い方は龍珠の淹れ方をご覧ください。

はかりがないときの量り方

0.1グラム単位で量れる小さなデジタルスケールは数百元で買え、いちばん正確です。手元にはかりがないときは、次の方法で見当をつけられます。

  • 蓋碗の底で見る:崩した餅茶を110ミリリットルの蓋碗の底に敷き、底一面を覆って磁器の面があまり見えないくらいで、約5〜7グラムです。
  • 手のひらで見る:手のひらを広げて、崩した茶の塊が親指の先ほどの大きさなら、たいてい3〜5グラムです。この方法は誤差が大きいので、一煎目を飲んでから調整しましょう。
  • 散茶の体積で見る:熟茶の散茶は比較的密なので、すりきり一杯の茶さじで約3〜4グラム。生茶の散茶は葉がふんわりしているので、同じ一杯でも2グラム前後です。

見当をつけたら心配はいりません。一煎目をひと口飲めばわかります。濃すぎれば時間を短く、薄すぎれば長くすれば、二煎目からすぐに修正できます。

茶葉を多めにするとどうなるか

茶葉を多く入れると茶湯の濃度が早く上がり、苦渋みもはっきりしてくるので、注ぎ出しの時間をとても短くする必要があります。多くの古参の茶好きは「茶葉は多く、湯は早く」を好みます。茶葉を少し多めに入れ、毎煎5秒前後で注ぎ切ると、茶湯は厚く香りもまとまり、それでいて苦くなりすぎません。初心者がこのやり方をするとあわててしまいがちなので、中くらいの量から始めるとよいでしょう。

逆に茶葉が少なすぎると、最初の数煎はよくても、4〜5煎目から薄くなって持ちこたえられず、時間をどんどん延ばすしかなくなり、後半の茶湯は薄っぺらになります。

生と熟、新と旧での調整

  • 若い生茶:苦渋みがはっきりしているので、茶葉の量は範囲の下限でかまいません。
  • 熟茶:苦渋みが少なく味が早く出るので、茶葉の量は真ん中で十分です。渥堆の重い熟茶は注ぎ出しがとても早いので、入れすぎると濃くなりすぎます。
  • 古い生茶:味わいが落ち着いているので、茶葉を少し多めにして陳香を引き出しましょう。
  • 細かい茶葉の多いお茶:味が早く出るので、茶葉を少し減らすか、注ぎ出しを早めにします。
  • 固く圧したお茶:龍珠や鉄餅は最初の数煎の味の出方がゆっくりなので、茶葉の量はいつもどおりにして、時間をやや長めにします。

一人、二人、大勢で

110ミリリットルの蓋碗で一煎あたり約90〜100ミリリットル注ぎ出せ、30ミリリットルの茶杯2〜3杯分になります。人数が多いときは、茶葉の量を増やすより、大きめの急須に替えるほうがよいでしょう。たとえば4〜5人なら200ミリリットル以上の急須を使い、茶葉の量は比率に合わせて10〜12グラムにします。

自分の数字を書き留める

何回か飲んだら、「このお茶をこの蓋碗で何グラム入れるといちばんおいしいか」を書き留めておきましょう。たとえば、氷島の龍珠一粒に120ミリリットルの蓋碗、熟茶の散茶7グラムに110ミリリットルの蓋碗、といった具合です。次に同じお茶を淹れるときは、この数字から始めれば試行錯誤の時間を省けます。新しい蓋碗に替えても、容量の比率で一度換算するだけで済みます。

よくある質問

プーアル茶は一回に何グラム入れますか? 110ミリリットルの蓋碗なら日常は5〜6グラム、じっくり味わうなら7〜8グラム、150ミリリットルの蓋碗なら6〜10グラムです。龍珠は一粒8グラムでちょうど一回分です。

はかりがないときはどうすればいいですか? 崩したお茶を110ミリリットルの蓋碗の底一面に敷くと約5〜7グラムです。一煎目を飲んでから、時間で濃さを調整してください。

茶葉を入れすぎたらどうすればいいですか? 注ぎ出しの時間を5秒前後に短くするか、次の一煎から大きめの容器に替えます。茶葉を取り出す必要はありません。

マグカップにはどれくらい入れますか? 300ミリリットルのマグカップに3〜4グラム入れ、2〜3分浸してから茶葉をこします。

審評師が使う比率はどれくらいですか? プーアル茶の審評では1:50で、たとえば3グラムに150ミリリットル、5グラムに250ミリリットルと、日常の淹れ方よりずっと薄めです。

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